【湯浅作品】『夜明け告げるルーの歌』はこう見ろ!【考察】

どうもー、大葉せんせいです!

 

皆さんは

『夜明け告げるルーの歌』を観賞しましたか?

まだ見ていなかったら、見て欲しい!

 

見終わった後の、楽しい夢を見ていたような感覚になる良いアニメです!

 

 

なので、今回は『夜明け告げるルーの歌』をどうやって見るべきか解説します。

何も意識しないで見ると、ポニョのパクリのファンタジー映画になってしまいますので御用心!!

 

『夜明けを告げるルーの歌』めちゃくちゃ面白いです!

夢を通して、1人の少年が現実を受け入れる青春映画

夜明け告げるルーのうた

あらすじ

 中学生の少年・カイは父や母に対する複雑な想いを口にできず、鬱屈した気持ちを抱えたまま学校生活にも後ろ向きのカイ。唯一の心の拠り所は、自ら作曲した音楽をネットにアップすることだった。

ある日、クラスメイトの国夫と遊歩に、彼らが組んでいるバンド「セイレーン」に入らないかと誘われる。しぶしぶ練習場所である人魚島に行くと、人魚の少女・ルーが3人の前に現れた。楽しそうに歌い、無邪気に踊るルー。

カイは、そんなルーと日々行動を共にすることで、少しずつ自分の気持ちを口に出せるようになっていく。

公式サイトより

この物語は、夢を通して1人の男の子がやりたい事を諦めて、現実を受け入れて成長する青春映画です!夢って寝てる時にみる方ですよ。

皆さんはどうやって、やりたい事を諦めましたか?

中高生の時に将来の夢があっても、お金とか、学歴とか、地域とか、色んな事があって夢を諦めますよね。そして、現実を受けいれます。その現実を受け入れるキッカケって色々あると思います。

『夜明け告げるルーの歌』の主人公カイは、人魚との出逢いを通して、現実を受け入れることになります。ただ、現実を受け入れるにしても前向きなものになっていて、映画鑑賞後の感覚が凄く爽やか!

 

 

実は、この映画は全編、主人公の夢の中という構成です!この映画がカイの夢を描いているっていうのは、映画の中では明言されていないんですが、そう思う理由が3つあります

 ありえない事が次々起こる。

本当に展開でいうと、有り得ないことばかりでメチャクチャです!笑

これは、単にファンタジーなアニメだからってことじゃ有りません。

 

アニメの中で起こる、有り得ないことの数々は主人公の内面の描写です。

主人公は同調圧力を受け入れながら、同調圧力に嫌気がさしています。なので、人と違う事が起こって欲しいと考えることで、犬の人魚を作り出してしまったんでしょう笑

パースが狂っている。

主人公の腕が伸びたり。グネグネに曲がったり。

建物のパースが独特だったり。

 

こういうのって夢の中でよくある現象ですよねー

人魚は日に弱い

 

人魚は日光に弱くて、日光に当たると発火します。

 

これって、人魚=夢の存在であるから、日が当たると消えてしまうんだと思います。

 

そして題名が『夜明告げるルーの歌』ですよね。つまりルーは夜中から、夜明を移るタイミングを象徴した存在です。

寝てる時の夢についても、目が覚める少し前に見るものなので、その点も「ルー=夢」という暗示になっています!

 

人魚は夢のメタファーである

 

カイは音楽が好きなので、夢を追いかけたいという願望があります。

 

しかし、周りの大人は、現実を受け入れろと言ってくるばっかりです笑

物語の途中で、主人公のカイは度々将来を迫られます。

迫られる選択は3つあります。

  • 職業の選択。これは、主人公の住む町の産業は、漁業です。正直この街には、それぐらいしか産業はなく、しかも漁獲高も減少していっているとのこと
  • 勉強。これは、主人公の父親が度々、カイに迫ります。勉強をして、普通の企業に就職して欲しいという願望を押し付けているのでしょう。
  • 田舎の社会。物語の中で、都会に出たいっって発言が非常に多いので、住んでいる町の閉塞感に嫌気がさしているのだという事が分かります。

 

そこで出てくるのが、音楽=やりたい事のメタファーの人魚と、現実=やりたくない事のメタファーの大人たち。

その間で主人公はどっちに取るべきなのか葛藤するんですが、どうしても人魚が魅力的なんですよねー。

 

 

 

このメタファーである人魚のルーがめちゃくちゃ可愛い。

湯浅監督のヒロインは全員可愛いですよねー

四畳半神話大系の明石さんとか

夜は短し歩けよ乙女の黒髪の乙女とか

湯浅監督のヒロイン描写だけでも見る価値があります。笑

 

 

 

特に『ルー歌』で可愛いシーンんは、カイとルーが夜中に町を散歩する場面。

ルーがファミチキ食べたり。

犬を人魚にしたり。笑

トンデモなく可愛いシーンが続くので、自然と主人公カイと同じ気持ちになります。「ルーが好き」恋に落ちる瞬間ですね笑

 

主人公は夢の中で葛藤を続けます。

最終的には、人魚たち(夢)は居なくなってしまうのですが、

主人公のカイは、人魚のルーのおかげで、前向きに現実を受け入れられるようになります。

夢の世界を描くのに、湯浅監督のアニメは天才的

湯浅監督とは、

『夜は短し歩けよ乙女』『四畳半神話大系』『ピンポン THE ANIMATION』

などを監督した。最近最も注目されているアニメ監督です!

 

湯浅監督の特徴は、演出が神的に上手いです!!

主人公カイが、ルーの歌を初めて聴くシーン。

遠くからルーの歌が聴こえてきて、カイがルーに近寄っていくと自然と体が踊り始めます。そう思った途端、目が歯車になって、脳の中が歯車になって、そのままオープニングドーン!!

文章だと意味が分からないと思います笑。映像で見ると、可愛さとノリの良さでテンションがグングン上がっていきますよ!

そういった、意味の分からないんだけど、可愛かったり、オシャレだったりする演出が多くて、アニメに引き込まれていきます。

 

意味の分からない演出を重ねる事で、観客は酩酊していきます。

ルーの公式サイトにも、酩酊していくって書いてあるので間違いありません笑

でもこの酩酊って凄くて、気持ち悪いって意味じゃあなくて、アニメの世界に入り込むって事です!!なぜか、狂った表現に魅了されていくんですねー

まとめ、湯浅政明監督は天才アニメ監督

 

湯浅監督のの凄さって何かって言うと!

普通の監督だったら、主人公が夢を諦めて現実を受け入れるという映画をやるとしたら、主人公の内面の葛藤を描くと思うんですよ。独白とか、心の中の声とか使って。

 

ただ、湯浅監督はそんな事しません!笑

主人公の内面の葛藤と成長を、主人公の外側に出してきます。

 

 

外の世界までもが、主人公の心になってしまうんですね。

その内面描写の逆転の構造が、湯浅監督の真骨頂です笑

 

 

『四畳半神話大系』の主人公も内面によって、世界が変化して見えるような描写がありました。

 

この内面の外出が、湯浅監督の映像表現の面白さとあいまって、視聴者が酩酊していくのが凄い面白い所!!

アニメを見ていて、酩酊したことありあますか?笑

したこと無いならスグに見てください!!

 

それでは、大葉せんせいでした!

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