伝説の映画『ストリート・オブ・ファイヤー』の面白さ解説してみた【考察】

どうもー大葉せんせいです!

 

皆さんは『ストリート・オブ・ファイヤー』という映画をご存知でしょうか?

 

今の50代・60代の人が『ブレードランナー』と並んで影響を受けた映画として挙げるのが、『ストリート・オブ・ファイヤー』。

未だ、熱狂的人気があって2018年にデジタルリマスター版がリバイバル上映をしました!

 

この映画のどこが凄いのかって、意外と気づかれていないんですよねー…

なので、今回は『ストリート・オブ・ファイヤー』のどこが面白いのか?を解説していきます!!

ズバリ、この映画の面白さとは「キリスト教的教訓」なんですよ!

 

『ストリート・オブ・ファイヤー』とは

ストリート・オブ・ファイヤー (字幕版)

 

ストリート・オブ・ファイヤーが、どんな映画かというと、とにかくロックン・ロール笑

 

映画の冒頭に「ロックン・ロールの寓話」と宣言されます。この映画はロックン・ロールの映像化なんですね。

 

じゃあ「ロックン・ロールって何か?」っていう、バンド少年の疑問みたいなものに答えるために、ネットで検索してみました!笑

ロックン・ロールとは、Wikipediaによれば「性交」「馬鹿騒ぎ」「ダンス」、そして「音楽のスタイルの一つ」。

「ストリート・オブ・ファイヤー」は、この4つの要素を如何にカッコよく描けるかに挑んだ映画です!笑

 

メチャクチャカッコいいんですよねー

 

『ストリート・オブ・ファイヤー』がどんな話なのか、あらすじを紹介していくよ

ロック歌手のエレンが地元凱旋ライブ中にストリートギャング”ボンバーズ”に誘拐された。

姉リヴァから連絡を受け久々に街に戻ってきた流れ者のトム・コーディは、偶然出会った陸軍あがりの女兵士マッコイ、エレンのマネージャーを務めるビリーとともにボンバーズのアジトを急襲、エレンを救い出した。

トムとエレンはかつて恋人同士だったが、彼女のキャリアを優先するため苦い別れ方をした仲だった。

面目を潰されたボンバーズのボス、レイブンはトムに決闘を申し込み、街に仲間とともになだれ込んでくる。レイブンとトムの一騎討ちの死闘。壮絶な対決の末、トムが勝利した。

この出来事に恋心が再燃したエレンとトム。エレンは復縁を申し出るが、トムはまた街を去ることを決めていた。

公式サイトより

ストーリーはメチャクチャ単純です!

女の子が悪い奴らにさらわれて、主人公が仲間を集めて取り返しに行くって話ですね。

凄い単純なんですけど、それを感じさせない映像とキャラクターの格好良さがあります!

異様に手の込んだ映像

ストリート・オブ・ファイヤーのカッコよさの一つは映像が凄く凝っている事!

今見てもカッコイイのは凄いですよねー、古くなってない。

セットが凄い

見てみると分かるんですけど、撮影されている街がカッコいいんですよ!

どこかよくわからない工業街のようなビジュアルなんですけど、実はこの街の全部がセット!笑

だから、街が異様にカッコいいですねー。

日本の映画でも『ザ・マジックアワー』とか街のセットを作った映画はありますけど、そんなの比じゃないくらいの作り込みです!

にしても、全てをセットで作るっていうスケール感には驚きです。

音楽と映像の調和

 

どのシーンを切り取っても、カッコよく見えます笑

説明するよりも、見た方が早いと思うので、1984年に公開された当時の予告編を貼っておきます

『ストリート・オブ・ファイヤー』といえばロックン・ロールなので、劇中歌が何曲も出てくるんけど、どれも凄く良いですよねー

その劇中歌もロックン・ロール、映像もロックン・ロールで、どこか全編MVような調和感が生まれています。

映画なのにMVような感覚って『君の名は』でありましたよね!

映像と音楽を調和させる映画の作り方の先駆けと言っても良いかもしれません!!

夜の映像

映画を見ていて気づいたのは、夜のシーンが多い事。

夜のシーンが、映像のカッコよさを何倍にもしているんですが、夜の映像って思っているより撮るのが大変なんだそう。

考えてみると、夜ばっかりの映像の映画って、意外と少ないんですよね。

 

調べてみるとエピソードが出てきました!

夜の映像は、昼の映像よりも撮影に費用が掛かるそう。夜中に人を集めるのは大変ですもんね。

なので、昼に撮影した映像を夜のように見せたかったそう。

なのでセット中に柱を立てて、その柱の上に暗幕を渡して暗くしたそうです笑

暗幕でも、意外と夜っぽくなるもんなんですね。

コレは街を丸々セットで立てたから出来る技ですよねー、かなり手が込んでます!

 

なので映画では、やたらめったら柱があります。笑

「キリスト教的教訓」・寓話としての『ストリート・オブ・ファイヤー』とは

『ストリート・オブ・ファイヤー」のオープニングです

この映画は「ロックン・ロールの寓話」だと宣言されます。

この「ロックン・ロールの寓話」という言葉が、映画のテーマなんですけど、理解できた人は少ないんんじゃないでしょうか?

寓話とは何か?

大辞林によると

教訓や処世訓・風刺などを、動物や他の事柄に託して語る物語。「イソップ物語」など。

 

そう寓話とは、何か教訓のある例え話だよって事。

 

『アリとキリギリス』の寓話を見て、昆虫も大変なんだなって思わないですよね?

岡田斗司夫のゼネラルプロダクツより

アリとキリギリスは、ただ単に昆虫の話というだけでなく、誠実に働くと良いという教訓を得られますよね。

 

そうなんですよ!つまり、『ストリート・オブ・ファイヤー』はロックン・ロールを映像化しただけじゃなくて、教訓があるよって事なんですよ!!

 

じゃあその教訓が何かって話ですよね

『ストリート・オブ・ファイヤー』における教訓は何か?

『ストリート・オブ・ファイヤー』の教訓とは「愛とは何か?」という事なんですが、少しキリスト教的な道徳感が入ってきます。

 

その事を指摘している人があんまり居ないのは、キリスト教的な部分が日本人には理解し難い部分だったからかもしれませんね。

 

寓話部分に関係ある部分のストーリーだけを抜き出していきます。

ロック歌手のエレンが地元凱旋ライブ中にストリートギャング”ボンバーズ”に誘拐された。

久々に街に戻ってきた流れ者のトム・コーディは、仲間を集め、エレンを救い出した。トムとエレンはかつて恋人同士だったが、彼女のキャリアを優先するため苦い別れ方をした仲だった。

面目を潰されたボンバーズのボス、レイブンはトムに決闘を申し込み、街に仲間とともになだれ込んでくる。

レイブンとトムの一騎討ちの死闘。壮絶な対決の末、トムが勝利した。

この出来事に恋心が再燃したエレンとトム。

エレンは復縁を申し出るが、トムはまた街を去ることを決めていた。

公式サイトより

主人公トムは、エレンを助け出します。助け出した後も、金のためだとエレンに告げます。

確かにトムは、エレンのマネージャーからお金を貰う約束をしていましたが、決してお金の為ではないですよね。

トムは、その後お金を受け取る時に、「エレンの為なら命をかけても良い」と言ってお金を置いて帰ります。

トムとエレンが、昔別れた理由はエレンのキャリアのために、トムが一方的に去って行ったことがキッカケ。

トムはエレンの事を愛しているがゆえに、側にいない方が良いという決断をしているワケです。

最終的にトムがエレンの復縁を断り、街を出る理由もエレンのキャリアのため。

そう、トムの行動原理は全てエレンの為なんです。

 

コレが『ストリート・オブ・ファイヤー』の「寓話性」。「愛」とは自己犠牲であるという本質を描いています。

トムの愛とは「全く見返りの必要としないものであって、相手が幸せになりさえすれば、自分自身の幸せさえ要らないのだ。」という事。

この愛の形をキリスト教では「アガペー」と言います。

アガペーとは何か引用します

キリスト教における愛。罪深い人間に対する神の愛、人間どうしの兄弟愛など、自己犠牲的・非打算的な愛をいう。

大辞林より

 

『ストリート・オブ・ファイヤー』の何が面白いのか

『ストリート・オブ・ファイヤー』の何が面白いかっていうと、映画の冒頭でコレはロックン・ロールの映画だよって言っておきながら、伝えたいことは伝統的なキリスト教の教えだってことです!

もちろん、映像のカッコ良さ、キャラクター、音楽も素晴らしいですが、それに加えて「その寓話性」が面白いんですよね。

 

ロックン・ロールとは、何かって一番初めに書きましたが、「性交」「バカ騒ぎ」「ダンス」「音楽のジャンル」ですよね。コレってキリスト教とは対極の存在です。

でもそのロックン・ロールの世界の中の存在でも、「自己犠牲の愛」=「アガぺー」を持っている。

そういった人間の相反する内面を描いた映画なんですよ。

人間ってどこが矛盾した部分がありますよねー笑

まとめ、続編はあるのか?

 

伝説の映画『ストリート・オブ・ファイヤー』の「ロックン・ロールの寓話」とは何かを解説してきました!

 

どうでしょうか?隠された教訓がトムのアガペーだと思ってみると、カッコ良さがより引き立ちますよね!

 

今回の記事を書くために色々調べうちに気になる情報を見つけました!

『ストリート・オブ・ファイヤー』は、もともと3部作予定らしいという事。

じつは当初、トム・コーディを主人公にした3部作の企画が存在していた。しかし第1作『ストリート・オブ・ファイヤー』の全米での成績が芳しくなく、残り2作が製作されることはなかった。もし3部作でマイケル・パレが主演を続けたら、彼のその後の俳優人生も大きく変わったかもしれない。

CINEMOREより

うーん、なるほどねー

 

日本では、かなり人気なんですけどねー。欧米では、まあまあの評価のようですね、残念すぎる。

 

ただ、まだ諦めませんよ!笑

スターウォーズだって、ディズニーが買い取るまで続編なんて無いと思ってたワケですし。笑

 

最近デジタルリマスター版のリバイバル上映が全国であったんですよ!

なので、今『ストリート・オブ・ファイヤー』熱が高まってるんですよね。

 

なので、いつかどこかで企画が進行していればと思ってます!

 

大葉せんせい、でしたー

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