
科学的にみても、個人的にも、かなり良い施設でした。
作品を多く生み出したい人こそ行くべき施設、それが藤子・F・不二雄ミュージアムです。
ハイパフォーマーを思い浮かべると生産性がます
藤子・F・不二雄先生は、ドラえもんを6紙同時に連載を始めたという驚きの事実がある。
連載していた雑誌とは、小学1年生~4年生、幼稚園、よいこ。こんな多作な漫画化は、ほとんどいないのでしょう。
読み切りの話を月6本って異常。ドラえもんは、アイデアが命の漫画。性質としては、ギャグ漫画に近いと思います。
ギャグ漫画というのは、アイデアを生み出すのが大変で、多くのギャグ漫画家が精神を病んでしまう。
大葉せんせいが漫画家だったら、ギャグ漫画だけは描きたくないなーと。ブログのネタですら「ウギャアアアアア」と叫びながら必死でネタだしをしていますからね。到底無理です。
ギャグ漫画家もアイデアが出尽くすと、ストーリーにはしりますが、ドラえもんは、そんなこともなくずっと読み切り。加えて大長編を描いていたのだから、藤子・F・不二雄先生の異常性が分かると思います。
大葉せんせいと比べて申し訳ないですが、ブログだったら6ブログ同時更新しろみたいなものではないでしょうか。考えてみただけでも、息がつまってきます。
そんなことができるのだったら、すでに6ブログやっていますよ!そして私は、お金をたんまり稼げているんでしょうけど、そんなこと無理!
藤子・F・不二雄先生は、自分のことをのび太だと自称していましたが、先生がのび太だとしたら、大葉せんせいは何者なんでしょうか?
ドラえもんの世界だったら、名前もないモブだ。いや、モブにすらなれずに紙面にすら登場しなかった落書きレベルでしょう。
偉大な芸術家は、多作
『ドラえもん』は、6紙同時に連載が始まるのですが、1番多いときには8紙に連載していました。
話数は、諸説あるのですが、1344話あると言われています。藤子・F・不二雄先生は、『ドラえもん』の他にも多くの作品があって、作品数でいうと471作品。
藤子・F・不二雄先生の作品数は考えるだけで、頭がおかしくなりますよね。
世界の偉大な芸術家は、藤子・F・不二雄先生のように、多作が多いと言われています。
バッハは、作曲数1000曲もしていますし、ピカソは2万点もの作品を残しています。エジソンは、1093個の特許を持っています。なぜ天才たちは、こんなにも多くの作品を残せたのでしょうか?
実は、この因果については、逆ではないかと言われています。多くの作品を残した人が後に評価されているのだと。
実は『ドラえもん』は、藤子・F・不二雄先生226個目の作品です。つまり藤子・F・不二雄先生が225作目で終わっていたら、偉大な作品『ドラえもん』は生まれていません。
藤子・F・不二雄先生ですら、ドラえもんを生み出すまでに、200以上の作品が基礎となっているのです。藤子・F・不二雄先生も多くの作品を描いたからこそ評価されているのではないでしょうか?
このことから学ぶことは、もし評価されたいとしたら、全力をかけて作品を作り続けなければいけないということ。
「評価されたいのであれば、多作であれ」という声が藤子・F・不二雄ミュージアムから発せられているような気がしました。
藤子・F・不二雄先生を思い浮かべると、生産性が上がる
また藤子・F・不二雄先生ミュージアムに行くことで、得られる良い効果について紹介します。
先程も紹介しましたが、藤子・F・不二雄先生は、ビックリするほどのハイパフォーマーだということは、いうまでもありません。
インディアナ大学が、政治家・アーティスト・アスリートなど、世界のハイパフォーマーを調べた研究では、ハイパフォーマーたちは一般人の4倍の生産性があったそう。
藤子・F・不二雄先生は、4倍なんてとうに超えていて、ハイパフォーマー中のハイパフォーマー。もう100%中の120%状態。「3分でこのビル、平らにしようか?」状態。
そんな藤子・F・不二雄先生を思い浮かべるだけで、私たちの生産性も高まります。
ザルツブルク大学の研究では 、前もって 「優秀な大学教授 」のイメ ージを頭にすり込まれた被験者は 、そうでないグル ープよりも自分の知識への自信が上昇 。
その結果として集中力が高まり 、一般常識テストの結果が良くなりました
『やばい集中力』より
人間は、生産性の高い人を思い浮かべるだけで、生産性が増すのです。
思い浮かべる人は、その道のスペシャリストであるほど良いとされています。スポーツならイチローとか。数学なら、ノイマンとか。
藤子・F・不二雄先生といえば、創作界のハイパフォーマー中のハイパフォーマーなので、クリエイティブなことをするときに思い浮かべる人としては最高の人物でしょう。
思いもつかない不思議道具でクリエイティブになれる。
スティーブ・ジョブズが言うに、クリエイティブとは、「異なる分野のものを関連させること」
「異なる分野のものを関連させる」ってどうやってやるのって思ってしまいますけど、ドラえもんのひみつ道具は、そんなものばっかり。
例えば「ドラえもん」だって猫+ロボットですし、「どこでもドア」なんてドア+瞬間移動ですからね。
『ドラえもん』は、新しいことを考えるのにピッタリの作品なのです。
ドラえもんで、大葉せんせいが好きな話があります。のび太がお金なんてあるから生きにくいんだと言って、「もしもボックス」でお金の必要ない世界に変える話がありました。
そのお金の必要ない世界では、お金は持っている方が不利。お金を持つことによって、何か嫌な状況になるのでしょう。
この話を読んだとき、大葉せんせいは、資本主義って正解じゃないかもなーと気づきました。
ドラえもんって、そんな新しいアイデアの作り方みたいなものを教えてくれる素晴らしさがあります。
創造性を武器にしている人は、藤子・F・不二雄ミュージアムに行って、創造性を高めるといいでしょう。
まとめ
藤子・F・不二雄ミュージアムがどれだけいい施設なのかを語って見ました。
ちょっと硬派を気取って記事にしてみましたが、普通に『ドラえもん』好きってだけの人が行っても楽しめますよ。
Fシアターでは、ドラえもんの短編が楽しめますし、なかなか見どころは多いかと。
ほぼ赤ちゃんくらいの人からおじいちゃんまで、幅広い年齢層がいて、藤子・F・不二雄先生はスゴイなーと、あらためて感じました。
確実にまた行くでしょうね。それでは大葉せんせいでした。