大葉せんせいが不思議に思っていることがあります。
それが「占い」
だって、占いって科学的な根拠が皆無ですよね。
なのになんで令和の時代になっても「占い」という文化があるのでしょうか?
大葉せんせいが美容室で読むファッション雑誌の後ろの方なんかを見ると、必ず占いコーナーがあったりします。
テレビの朝やっている情報番組でも、民放はほとんど占いコーナーを設けています。
大葉せんせい的には、「この科学文明の時代に、占いwww」みたいな感じなのですが、楽しんでいる人が多いってことだよなーと不思議でしょうがありません。
なのでなんで占いという文化がいまだに存続しているのかを考えていきたいと思います。
占いって、こんな感じ
1月22日テレビ朝日「グッド!モーニング」より
1位 みずがめ
幸運のカギ…テーブル・赤
思い通りに進み難しいこともクリア 大活躍で周囲から一目置かれそう
これをみたときに思うのが、「何を根拠に言ってんの?」ってこと。
占いって、要は適当に言ってるんですよ。
あとは「手相占いは、統計学に基づいていて~」とかいう人がいるんですけど、そんな人は論文見せてくださいって感じです。
(あとで語りますが、「ホットリーディング」と言って、根拠のある占いもあります)
血液型占いなんて、1番よくわからなくて、人間の運勢って4通りしかないんかいっていうツッコまざるを得ない感じ。
特に女性に好まれているように感じる
大葉せんせいは、占いを信じていないんですが、占いを信じている人も一定数いるようです。
特に女性に多い印象。
大葉せんせいの女性の後輩が、占いで言われたことを基にキャリアプランを決めようとしていて、ゾッとしたこともあります。
占いを基に政治をやっていた、どっかの大統領も女性でした。
たまに芸能人が占い師にハマって、変な感じになってしまうことがありますけど、それも女性が多いですよね。
大葉せんせいの偏見かもしれませんが、占いを女性の方が信じている傾向にあるように思います。
なんでなのか推測するに、女性の方が運命感というのを強く持っているからなんじゃないからかと。
女性は、昔から「シンデレラストーリー」の王子様で知られるように自分の人生を帰るのは、外部からやってくるものだという考え方があります。
それに対して、男性は人生を昔から自分の手で切り開くものという思想があります。
この運命に対する考え方が、女性が占いという「運命の強制」を楽しめる要因なのではないでしょうか。
(考察に、大葉せんせいの偏見が多いに入ってしまったことは、反省しております…)
なぜ今の科学文明の中で占いが信じられるのか?
なんで現代でも占いが信じられているのでしょうか。大葉せんせいの勉強している心理学の分野から説明していきたいと思います。
一つの要因は、当たった部分が強く印象に残るから
占いがいまだに信じられている理由は、占いが当たっている感じがするから。
占いって、当たっている面と当たらない面があると思います。しかし占いを信じている人って、当たった部分を強く印象に残して、その他の当たらなかった部分をなかったものとします。
昔、細木数子という占い師が占い番組をレギュラーでやっていたときのこと、占いでこんなことを言っていました。
「メジャリーガーのゴジラ松井秀喜は、腰を痛めて、日本に帰ってくる」
しかし松井秀喜は、結局腰を痛めることもなく、現役を全うしました。
しかし野球選手にとって、腰を痛めることは多いですし、メジャーリーガーであれば日本に帰ってくることも多いので、この占いは当たりそうですよね。もし実際に松井秀喜が腰を痛めて帰ってきたら、占いを信じる人たちは、占いの通りだと思うはずです。
例えば、地震が起こるたびにネットでは、「何日に地震が起こると予想していた人がいた」と騒ぎになりますが、実際に起こったから話題になっているだけで、その裏では当たらなかった地震予想が無数にあるわけです。
心理学では、占いがバイアスなどの集合体によって、形づけられていると説明されています。
- 「確証バイアス」
- 「バーナム効果」
- 「後知恵バイアス」
とかいう風にいろんなバイアスなんかがあるわけです。
占い師が「コールドリーディング」や「ホットリーディング」という技能を駆使している
さらに心理学的な人間の特性ではなくて、占い師の技術によって成し遂げられる占いもあります。
それが「コールドリーディング」と「ホットリーディング」。
「コールドリーディング」は、朝の占いコーナーなんかに使われている手法で、誰にでも当てはまるようなことを言う技術のこと。
例えば、大葉せんせいがコールドリーディングを使って特性を言い当てるとすると…
「あなたは、創作的な面を持っていて、中高生の時に創作的な活動をしたことがありますよね? 例えば、詩や小説などです。」
なんだか、言い当てられたような気がすると思いますが、中高生頃ってだいたい作詞や小説なんかを書いてみるもんです。これが「コールドリーディング」。
「ホットリーディング」は、情報を相手から集めて、言い当てる方法です。
例えば、相手の名字が珍しいものであれば、出身の地方が分かったり。夏なのに長袖を着ていたら、原因があるんだろうと推測してみたり。
ホットリーディングは、統計的な情報を駆使して行われたりするので、占い師の知識が重要になってきます。言ってしまえばシャーロックホームズの推理みたいなものです。
そのほかにも占いの手法は、たくさんある
そのほかにも、占いが信じられる要因と手法は、沢山あります。
例えば株の予想をする占いだったら、大葉せんせいなら半分の人には、「〇〇という株が上がるから買いなさい」と言い、もう半分の人には「〇〇という株が下がるから買うのはよしなさい」と言うでしょう。
そして次の占いは、有料ですとか言っておけば、半分の人からはお金を巻き上げられるという算段です。
1回当たったくらいじゃ信じないという人も多いと思いますが、それが5回続いたらどうでしょうか?
予想が当たった半分の人にまた、2通りの占いをしていけば、5回占いを当ていることも可能ですからね。
しかも占いと言っておけば、外れても「占いだから、そういう時もある」て言う逃げ道も用意できている点で素晴らしいですね。
【まとめ】占いを信じるというのは、先進的な試みかもしれない
占いは嘘だーという意見を述べてきましたが、大葉せんせいは占いが好きです。
占いを信じている人を尊敬すらしています。
なぜかというと、占いを信じるっていうのが、これからの社会では当たり前な考え方になるんじゃないかと思っているから。
現代は、情報社会で、驚くようなスピードで情報が増え続けています。到底1人の人間が吸収できないような速度で増加しているのです。
そうなると、もう人間はその情報を嘘なのか本当なのかを精査している時間がありません。なのでこれからの社会は、自分の信じたいものを信じるという社会になってくると予想しています。
今は科学社会で、「真実はいつも1つ」という社会ですが、少しすると「真実なんて無数にあるんだ。占いだって真実だ」って社会になってくるのです。
そう考えると、占いを今もなお信じている人は、時代を先取りしているなーとさえ思うのです。
大葉せんせいは、科学社会の古い考え方をしているので、「真実は1つ。占いなんて嘘」という価値観を持ってしまっていますが、老害と呼ばれる日が来るんだろうなーと。