映画『ホテル ムンバイ』を見てきました。
かなり面白かったので、面白かったポイントを4つ紹介していきます!
面白い映画なんですけど、あまりヒットしなさそうなので、みなさん見に行って売り上げに貢献してあげてください。
実話に基づくストーリー
まずは『ホテル ムンバイ』の予告どん!
『ホテル ムンバイ』はストーリーは、主人公の働く5つ星ホテルにテロリストが押しかけてきて、主人公を含むホテルの従業員は、命をかけて、お客さんを逃すという話。
この映画の何がすごいかっていうと、このストーリーが実話に基づいていること。
映画の最後に、舞台になったタージマハル・ホテルのモニュメントや、式典の写真が出てくるのは、感動せずにはいられません。
インドが舞台で実話をもとにした映画といえば、大葉せんせいは映画『ライオン 25年目のただいま』を思い出します。
『ライオン 25年目のただいま』では、子供のときに間違えてインド縦断鉄道に乗ってしまった子供がわずかな記憶をたどり、25年後に母親に再会するという話でした。

日本で史実に基づいたストーリーって、そんなにないですもんね。あっても、ほとんど災害系。
宗教の力の2面性
この映画を見て、感動するのは、宗教のパワー。
テロリストはイスラム原理主義者で、異教徒を殺しても罪にならないと考えている集団。宗教には、人を殺させるほどの力があるというのは、今さら語る必要もありませんね。
過去には、ジハード(聖戦)と呼ばれた殺戮(さつりく)がたくさん起きています。
それに対して、タージマハル・ホテルの従業員である主人公は、シク教の教徒である。シク教とは、ターバンでヒゲという格好で、インド人っぽい人たちの宗教です。
主人公は、映画の中で、ホテルのお客さんを助けるために尽力するワケだが、どこからそんな勇気が生まれてくるのかというと、やっぱり宗教からだろう。
映画の始まりも、主人公がターバンの手入れをしているシーンが映されれるし、劇中のセリフでも「このターバンは、誇りと名誉の象徴だ!」という言っている。
そこまで熱心に信奉する宗教は、日本にいるとなじみがないですが、インドでは命にさえ関わってくることなんだなと。
日本で宗教と聞くと、なんだかカルトっぽい印象を持ちがちだが、良い方向に進む宗教は、こんなにも人間に勇気を与えてくれるのかと感動せずにはいられない。
ムスリム原理主義者とシク教、それぞれの対比が面白い映画ですねー。
お客さんの命は守らなければいけないのか?
映画を見ていて不思議に思ったのは、ホテルの従業員は、命をかけてまで、お客さんを守らなければいけないのかということ。
道徳的に考えると、ホテルの建物に詳しい、ホテル従業員は、お客さんの命をかける義務があるのかもしれない…
でも自分だったらできるだろうか? 大葉せんせいは、確実にお客さんも守るためにホテルに残ると決断すると言えない。
しかし実際のホテルの従業員は、多くタージマハル・ホテルに残った。そして、かなりの数の従業員が殺されてしまいました。
大葉せんせいは、警察とか、消防士とか、民衆の安全を守る職業であっても、命をかけれるのはすごいなーと思ってしまう。ホテルの従業員であれば、なおさらすごいなーと感じる。
明日死ぬと思うと、はかどる
映画『ホテル ムンバイ』では、多くの人が殺されるシーンが出てきます。
- 働いている人
- 観光客
- VIP
テロリストの殺戮(さつりく)を見て思ったのは、集団の中に悪意を持った人がいると、たくさんの人が犠牲になってしまうってこと。
そして社会は、悪意のある人を事前に排除はできません。事前に排除するには、マイノリティリポートみたいな社会にするしかありませんからね。
そう考えると、人間の命って、はかないなーと。自分の命も、来年終わるかもしれないし、今日終わるかもしれない。
そう考えることで、いろいろやりたいことを考えるし、やりたいをしようと思う。
つまり死ぬことを意識することで、やるべきことに集中できるのではないでしょうか?
スティーブ・ジョブズの逸話で、毎朝「今日死ぬとしたら何をするか?」と自分に問いかけていたという話もあるように、死を意識するって意外と良いなーと感じております。
まとめ
『ホテル ムンバイ』の面白いと思ったポイントを語ってみました。
大葉せんせいが面白いと思ったポイントは4つ。
- 実話に基づくストーリー
- 宗教の2面性
- お客さんの命を守らなければいけないのか?
- 明日死ぬと思うとはかどる
みなさんも、『ホテル ムンバイ』面白いので、ぜひ見に行ってください。
かなり面白いけど、あんまりヒットしなさそうなので、勝手に宣伝してみました。
それでは、大葉せんせいでした。