ハンコって、本人確認になりますかね?
多くの人がこの疑問を持っていると思いますが、いまだに日本ではバリバリ使われています。
少し考えてみても、ハンコで本人確認できる理由が分からないんですよね。
いまだに役所もハンコ、銀行もハンコ。
判子なんて、言ってしまえば勘合とか、割符とか、それぐらいの技術力。何世紀前の本人確認だって話です笑
今の技術なら、ハンコでもサインでもない本人確認ができそうだなーと思ったので調べてみました。
ハンコって本人確認になるのか?
ハンコ以外の本人確認の可能性を探る前に、ハンコって本人確認になるのかっていうのを考えていきます。
ハンコの問題点をあげると…
- ハンコは持ち出せる
- ハンコは簡単に複製できる
- ハンコは本人じゃなくても使える
- ハンコは無くす
ということで、本人確認のセキュリティとしては全く意味が無くなっているんじゃないかと。
そして電子ハンコが1番意味が分かりません。コピーしまくれますよ笑
ハンコを使っている国は?
中国や韓国でも10年前には判子を使っていましたが、すでにその文化は無くなっています。使っているのは日本だけ笑
ハンコが、本当に優れたセキュリティなのであれば、日本しか使っていない理由がありません。
他国の本人認証は、何を使っているのでしょう? 調べてみると外国では、サインを用いることが多いようです。
たしかにサインの方が無くさないし、盗めないし便利かもしれませんね。
なぜハンコは無くならないのか?
なぜ判子文化は無くならないのだろうか?
それについて、全日本印章業協会の中島正一・会長が語っている。
銀行や役所などでの“脱ハンコ”の流れもある。中島会長はこういう。
「そうした動きはもちろん把握しているが、ハンコをなくすと不便があるのも事実です。平日の日中、銀行の窓口に行けないサラリーマンが妻に代わりに行ってもらう時、静脈認証ではどうしようもない。
会社印にしても、社長の静脈を登録して手続きのたびに社長が銀行や役所に出向くのは現実的でない。ハンコにはハンコの利便性があるんです」
1971年に創刊された日本で唯一の印章業界誌『月刊現代印章』の真子茂・編集長は「日本でハンコがなくなる事態は考えにくい」とする。
「ハンコは本人認証というよりは、“確かにこれに同意した”という意思表示の証拠としての意味が大きい。だから静脈認証や生体認証ですべて代替はできない。
意思表示の証拠として代わりうるのは『サイン』ですが、法改正など膨大な手間をかけてすべてサインに変えても、印章業界が損をして、得する業界はない。だから、誰もハンコをなくそうと本気では動かない」
ということで、全日本印章業協会の会長がハンコのセキュリティ性はゼロだって言っちゃってます。
そしてこの記事を読む限り分かるのは、利権を守りたい判子業界の方々がいて、その人たちが判子を辞めることを大反対しているということ。
調べてみると、自民党がすでに脱ハンコを掲げて取り組みをしていたみたいですね。それが1997年。
意外と早い段階で脱ハンコの動きがあったんですね。そこでなんで脱ハンコが推し進められなかったかというと、判子業界が大反対したから。
そりゃ自分たちの仕事がなくなっちゃうのであれば反対すると思いますが、仕方のない流れかと…
本人確認の仕方を改めていかないと、ペーパーレス化も進みませんし、これからの時代に取り残されてしまいますから、取り急ぎハンコ文化は廃止した方がいいんじゃないかと思っちゃいます。
次はどんな本人確認になるのか?
ハンコ文化がなくなった次は、どんな本人確認の方法がなるのでしょうか。
おそらくそれは、生体認証になっていくでしょう。
生体認証なら盗まれる可能性は低いですし、複製も容易ではありません。
生体認証の中でも、顔判断と虹彩や静脈がありますが、顔判断が1番手っ取り早い手段になるでしょう。
ATMに複数個カメラをつけて、入ってきた人を本人が確認する。iPhoneのFaceIDだって、偶然一致するのは100万人に1人という精度なので、ハンコや署名よりは良いんじゃないかと。
まとめ
たまに市役所とか、銀行とかに手続きに行くとハンコが必要になって、かなり面倒くさいんですよね。
ハッキリいってハンコ文化って、前時代すぎるんですよね。日本の悪いところが全て出ちゃってます、
なんでハンコがなくならないかというと、判子業界の利権があるから。判子業界よりも、多くの民衆の幸福を考えて欲しいものです。
もっと言ってしまえば、ハンコ以外にも役所の手続きを全てネットでできるようにして欲しいものです。
本人確認も顔認証で良いなら、パソコンやiPhoneのインカムでできますからねー笑