
みなさん『聲の形』って漫画知ってますか?
映画にもなっているので知っている人も多いと思います。
大葉せんせいは、いまさら『聲の形』を読んで、めちゃくちゃ感動したので、感想とか書いていきます。
内向的なやつは読むべき漫画です!
『聲の形』がどこが面白かったのか、解説していきます。
難しいな題材
『聲の形』のヒロインは、耳が聴こえません。
なので、ヒロインはのコミュケーション手段は、筆談か手話。
ということもあってヒロインは、聴覚障害があるために、小学校に馴染めませんでした。
読んででて思うのは、子供の頃だったら自分もヒロインの障害を理解出来なかっただろうなーってこと。
この漫画は、賞レースで新人賞を取ったものの、1度はお蔵入りしたそうです。
というのも、やっぱり題材がスゴく繊細なため。
でもある編集者が、どうしても世の中にこの漫画を出したいと思い、全日本ろうあ連盟と協議した結果。
全日本ろうあ連盟からは、そのまま出して欲しいという回答をもらったそう。


この漫画を読んだあとに思うのは、この漫画を読めて良かったってこと。
ぜひ読んでみてください!
俺の話か?

別に大葉せんせいは、ろうあの人と知り合いでもないですし、いじめられてもいませんでした。
でも主人公の内面は、よく分かります。
- いじめを受けたら、どう思うのかとか。
- 親への申し訳なさとか。
- 自分がどうしようもないやつに思える感情とか。
なんだろうか?この共感は?…
別に大葉せんせいは、こんな状況になったことないしなー……
そういったことを考えていたら、なんでこの漫画に共感できるのか分かりました。
主人公の思っていたことって、主人公のように重くなくても、誰でも少しは考えたことがあることなんだと。
- いじめを受けたわけじゃないけど、友達関係で嫌な思いをしたことは誰でもあるし。
- 親への申し訳なさも感じたことない人はいないですよね。
- 自分がどうしようもないやつだと思っている人の方が多いですよね。
つまり大葉せんせいが、聲の形を読んで「俺の話だ」って思ったように、みなさんも読んだら自分の話だって考えると思います

絶対読んでください!
障害者は、可哀想じゃない
24時間テレビの裏でやっていた、NHKの番組が話題になりましたよね。
障害者を感動の対象として見せることで、お金儲けをするなっていう。
NHKは、障害者で感動を誘うのは、感動ポルノだとさえ言いました。
たしかに障害者を語るときって、可哀想=感動っていうストーリーにしがち。
でも『聲の形』は違います
漫画のヒロインは聴覚障害があって、生きるのを諦めたときもありました。でも、健常者の主人公だって、死のうと思っていた時期があります。

この漫画の登場人物は、誰1人として可哀想じゃないんです。全員が、自分の行動を受け入れて生きている。
可哀想じゃないのに、感動できる漫画なんですよね。
新しい漫画表現
聲の形の内面描写がスゴイって話をしてきました。
聲の形のスゴイところは、それだけではありません。
表現の部分でも新しいことに挑戦しています。
この表現を見てください。
聲の形で、ずっとでくる顔にバッテンを貼った表現です。

この表現は、主人公の内面を絵で表現しているんですけど、今までに主人公と他人の心理的距離を絵で表現できた作者はいなかったんですよね。
仕草とか、演技じゃくて、記号を顔に貼って表現したのが、作者のオリジナリティを感じます!
新しい漫画の表現が上手く使われているので、漫画好きなら絶対読むべき漫画。
まとめ、世界が違って見える
この漫画の素晴らしさを伝えたくて、感想を書いてみたんですけど、聲の形の良さを伝えるのは、かなり難しいです。

大葉せんせいが1番伝えたいことは、本当に素晴らしい創作物にであうと、出会う前と出会ったあとじゃ世界が全く違って見えるということ。
『この世界の片隅に』を見たときを同じ体験をしました…
本当に面白くて、感動する作品って言葉じゃ面白さが伝わらないんですよね。
なので、そういった作品を紹介するときは「とにかく見ろー!」って紹介してます笑。

「とにかく見ろよ!見れば分かるさ!」