大葉せんせいは、2つのこと。気づいてしまいました。
[box class=”blue_box” title=”大葉せんせいが、志望動機について思いたこと”]
- 就職活動の志望動機は、大きく分けて4つしかない。
- そして、4つとも論破できるってことをです。
つまり今まで使われてきた世の中の志望動機は、すべて無意味。
もっと言ってしまえば、無意味な質問をしている点で、面接すら無意味なのです。
どういうことか、説明していきます。
志望動機は、どの方向に行ってもウソ
よくある志望動機の4パターンを考えて見ましょう。
「御社に成長性を感じ」→投資家の方が向いている
志望動機で定番なのが、「御社の事業に成長性を感じる」というもの、そんなに成長性を感じられるほど先が見通せるなら投資の方が稼げます。
なんでこんな意味のない志望動機が多いのかというと、「御社の事業をよく研究していますよー」っていうことも合わせてアピールできるからでしょう。
もし大葉せんせいが面接をやっていたら、「じゃあうちの会社の株は買っているんだよね?」と質問するでしょうね。
「企業理念に共感して…」→企業理念なんてお飾り
企業の経営理念をしっかり守っているところなんて、ほとんどありません。会社員単位でいうと、企業理念を念頭において仕事をしている人は、まずいないでしょう。
大手30社の企業の経営理念のうち、30分の19の企業が社会貢献を経営理念に掲げています。社会に貢献という言葉を使っていなくても、ほかの11の企業も大筋では社会貢献を意味する言葉を経営理念にしています。
そんなに多くの企業が本当に社会貢献を目的としているなら、日本はパラダイスになっているでしょうし、ブラック企業も生まれません。
つまり本当に経営理念に沿って、経営をしている企業など、ほとんどないのです。大葉せんせいなら、「経営理念に共感して…」なんて学生がいたら笑っちゃうでしょうねー。
ということで、企業理念に共感してなんていう人は真っ先に落とされるでしょう。社会人も企業理念をもとに行動している人なんて、ほぼいないでしょうし。
「〇〇の業務をやりたい」→業務の実態なんて分からない、配属先もわからない。
「〇〇の仕事に携わりたい」という志望動機もよく見かけます。例えば「金融の仕事をしたい」とか。「警察官の仕事をやりたい」とか。
しかしこの志望動機には、問題があります。仕事を実際にやっていないのに完全に把握はできません。実際に大葉せんせいは、隣の班の仕事を正確には知りません。
社長ともなれば、現場レベルの仕事の詳しい内容なんてほとんど知らないでしょう。
じゃあ就職していない学生に何が分かるというのでしょうか?
学生にたいして業務内容を「理解しろ」と言う方がムリがあるのです。
さらに採用されたからって、その仕事ができるかどうかは分かりません。
大きな会社になればなるほど、いろいろな仕事があるわけです。
大企業の志望動機としては最悪なパターンが、「〇〇をやってみたいから」という志望動機でしょう。
「御社に入って、社会貢献をしたい」→ボランティアをやればいいよ
大葉せんせいが、就活ときに使っていたのは、「社会貢献がしたいから」というもの。ありきたりですよね。大葉先生の場合は、その志望動機が刺さったみたいで就職できました。
しかし冷静に考えると、「社会貢献をしたい」という志望動機も意味がないことに気づきます。社会貢献」を志望動機にしているなら、ボランティアでもやればって話ですからね…
企業理念を調べてみると、多くの企業の経営理念に「社会貢献」が入っているので、企業の性質と面接官によっては、「社会貢献」は効く志望動機かもしれません。大葉せんせいが面接官なら、絶対に評価しませんが…
結局どの志望動機でも、たいして意味はないのです。
オススメの志望動機
志望動機なんて、言い回しは異なりますが、大概は挙げた例のどれかに収まります。
しかしどの志望動機も企業には響かない!どれも論破されちゃいます。
しかも学生もウソばっかりで、こんな面接に意味はありません。
上で挙げた例の志望動機では説得力に欠けるので学生は、少しばかりエピソードをのっけて、説得力を高めるくらいしかできません。

じゃあどんな志望動機にしたらいいのかを考えてみました。
ウソではなくて、企業にも採用してもらえそうな志望動機はコレだ!
「むしろ御社が私を必要としていると思ったから」
普通志望動機というと、「なぜ私が御社を選んだのか」を語りがちですが、逆に「御社が私を選んだのだ」と宣言するのです。
企業側ももちろん選ばれる側でもあるわけですから、この志望動機で十分通じるのではないでしょうか?
例えば、カイヨワという人が書いた『戦争論』という本があります。その本によれば、「人々が率先して戦争をするのではなく、戦争という大きな構造が人間の外側にあり、その戦争という構造が人間に戦争させるのだ。」と言っています。
「志望動機も御社に求められたから面接を受けた」で十分な気がするがいかがでしょうか?
むしろ「自分が率先して面接を受けにきたというよりは、社会構造と御社がそうさせた。お前に責任がある。なぜ、ここに呼んだんだ」と聞き返すぐらいの意気込みを見せつければ相手も採用せざるをえません。
これくらいの勢いでいけば、働きたいという気持ちは伝わるはずです笑。
まとめ
就職活動の志望動機って意味が分からないんですよね。ちゃんと考えてみると、その企業でしかできないことなんて、全くありません。
正直いって、別の企業でもいいわけです。しかし面接官は、なぜうちじゃなきゃダメなのかを求めてきます。
ハッキリいって、そんなものはない!!
だから学生も、志望動機をでっち上げることに精を出すのです。意味のない質問をして、ウソの志望動機を引き出す。
こんなことになんの意味があるのでしょうか?冷静に考えてみると、意味がありませんよね。
大葉せんせいが面接官だったら、志望動機とか全く聞こうと思いません。我こそはスーパーサラリーマンだ!と思っている面接官の方は、志望動機を質問するのをやめましょう。時間の無駄ですよー。
就活はオススメの文章術
最後に就活にオススメの文章術の本を紹介します。
就活は、ESや論述など文章を書く機会が多いですよね。面接がよくても、文章がマズイと面接まで進めなくなってしまいます。
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1つは、今回の記事のインスパイア元でもある
そしてももう1つは、自分の書いたもので申し訳ないのですが、noteのこちら
世界の研究者が使っている意外な文章術を使えば、ブログで生活できる!
大葉せんせいもテレビ局で働いていて、それなりの倍率の就活を突破してきたので、参考になる部分があると思います。
それでは、大葉せんせいでした。