【ドラえもん】のび太から学ぶ、起業家向きの性格とは【考察】

 

今回は、のび太がなんで起業を成功させていたのかを考察します。

 

ハッキリ言って、のび太は起業向きの性格をしています。いや、世界最強の起業家といっても過言じゃない性格をしているのです。

 

起業家は、みんなのび太を目指しましょう。

 

大葉
解説していくよ!

 

のび太は、起業を成功させていた

 

実は、のび太は将来的に起業をして、成功させていたのです。

 

1988年に起業してから、1993年に火事を起こすまでは、起業を存続させていたことになります。

 

 

実は、起業した会社の中でも、5年も会社を存続させられる方が少数派。

 

なんと起業から5年経つと会社の存続率は、40%と言われています()。

 

のび太の会社は家事がなければ、今後も存続していた可能性を考えると、起業が成功していたと考えていいのではないでしょうか。

 

なんで、のび太の起業は成功したのだろうか。大葉せんせいなりに考察していきます。

 

起業を成功させていた理由は、のび太の性格

 

ドラえもん『のび太の結婚前夜』で、しずかちゃんのお父さんが、のび太の性格を評価しているシーンがあります。

 

 

それによれば、のび太の性格は「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ」と。

 

さらに、のび太は結婚前夜に、しずかちゃんが無くしてしまったイヤリングを1日かけて探し回ります。

 

大葉
大葉せんせいが考えるに、のび太の性格が起業を成功させていた要因かと。

 

どういうことか説明していきます。

 

のび太の性格特性「ギバー」とは

 

のび太といえば、怠け者な性格を取り上げられがちですが、のび太の真骨頂は他人の不幸を悲しむことのできる性格なのです。

 

「他人の不幸を悲しむことができる人」とは、しずかちゃんのイヤリングを探していたときのように、他人のために行動ができる人と言えます。

 

実は、のび太の性格は、心理学者アダム・グラントによれば、成功する場合に必要な性格特性なのだそう。

 

アダム・グラントによれば、世の中の人は3種類に分けられます。

  • ギバー…人に利益を与える人
  • テイカー…利益を得ようとする人
  • マッチャー…与える利益の量=得る利益の量

という3種類の人間がいるのです。

 

アダム・グラントが10年に渡って、3種類の人間を調べたところ、もっとも成功しやすい人は、ギバーだったそう。

 

大葉せんせいが考えるに、のび太ってギバーなんじゃないかと。

 

なんでギバーが成功しやすいのかというと、テイカーは自分が利益を得るため他人を犠牲にしがちなのに対して、ギバーは与えた利益が大きくなって帰ってくるからじゃないかと。

 

心理学でいう「好意の返報性」の話とも共通していますね。人は、他人から好意的な行動をされると、もらった好意よりも大きな好意を返そうとする法則ですね。

 

のび太の最強性格特性、「誠実性」とは

 

のび太は、怠け者な性格かと思われますが、それは少年期の話。

 

青年期以降は、漫画で描かれていませんが、実は最強の性格特性を身につけます。

 

それが誠実性。心理学で根拠のある心理テスト「ビッグファイブテスト」で導かれる。成功するための性格と言えます。

 

どんな性格かというと、コツコツと物事を積み上げることのできる性格のこと。

 

なんで、のび太が青年期以降に誠実性を手に入れたことが分かるのかというと、「藤子・F・不二夫の世界」という本で作者の藤子・F・不二夫語っています。

子供の頃、僕は「のび太」でした。
並外れて不器用で遅筆な僕にとっては
よくこれだけ書き続けてこられたというか、
書き続けさせてもらえたというか、
これはやはり大変なことなのです。
皆さま、長い間ありがとうございました。

『藤子・F・不二夫の世界』より

 

藤子・F・不二夫先生と言えば、異常なまでの作品数を書いてきたことで知られています。例えば、先生が『ドラえもん』を書き始める前に描いた作品は、225作品(諸説あり)。『ドラえもん』も最盛期で、8誌に連載していました。

 

こんな多くの作品を描き上げるためには、誠実性を持ち合わせていないとできませんよね。

 

つまりのび太=藤子・F・不二夫先生とするならば、のび太は青年期以降にすさまじい誠実性を手に入れたと言えます。

 

のび太が、そこまでの誠実性を手に入れていたとすると、起業が成功していたのも納得だなーと。

 

 

のび太は、創造性も高い

 

バル=イラン大学の研究の研究では、「創造性とは、何も考えない状態から生まれるんだ」と報告しています。

 

なんで何も考えない状態が、創造性につながるのかというと、「何も考えないとは…前提を取っ払って考えるということだから」です。

 

人間は、クリエイティブな考えをしようと思っても、固定観念に縛られてしまいます(認知科学では、固着と言います)。

 

のび太は、何も考えていない状態を故意に作り出せるから、0.2秒で寝れるんです。米海軍が、何も考えない状態を故意に作り出して、眠りにつく方法を開発しましたが、眠りにつくまでに120秒かかりました。しかしのび太は0.2秒。

 

のび太は、この何も考えない状態を使いこないているので、創造性が高いといえるでしょう。

 

創造性が高くなかったら、もしもボックスで「お金のいらない世界」なんてお願いは出てきませんよね。

 

 

起業は、創造性の勝負。思いついたもの勝ちです。

 

起業家にとって、創造性が最重要スキルと言えるでしょう。

 

 

起業家は、みんなのび太を目指せ

 

のび太は映画になると、とにかく他人思いの行動ができるようになります。

 

他人のために、恐竜ハンターと戦ったり、時空テロリストと戦ったり、宇宙から来た侵略者と戦ったり、するわけです。

 

さらに青年期以降には8誌同時連載をするという、すさまじい誠実性を手に入れます。

 

さらに創造性は、この世で1番高い可能性すらあります。

 

つまり、のび太の性格は…

  • ギバー
  • 誠実性が高い
  • 創造性が高い

という起業家としては、最強の性格だったので、起業を成功させることができたんじゃないかと。

 

逆に、成功しない方がおかしいくらいの性格をしていたのです。

 

なので起業家は、みんなのび太を目指すべきじゃないでしょうか。

 

大葉せんせいは、起業家ではないですが、のび太を目指していますよ。

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ブログ月間5万PV「面白い考え方が身につく記事」をテーマにブログ更新中。記事の内容は、アニメ〜経済まで幅広く! テレビ局勤務。企業で働くことに疑問を持った25歳
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