最近、マンガを作り始めまして、いろいろなソフトを使う機会が増えました。
ショートカットをおぼえるも大変だし、直感的に操作したいと思ってorbital2を買ったので使ってみた感想を書いておきます。
orbital2 を使っているソフトは、だいたいこんなな感じ
- Clip stadio
- blender
- zbrush
- after effect
- twinmotion
我ながら、手広くやってるなーという印象で、マンガを作るのに特殊なワークフローを採用してしまったため、使用ソフトがめちゃくちゃ多くなってしまいました。
ワークフローは、複雑にするほど時間がかかってしまうものです。そこで、どうにかしてソフトの操作を圧縮できないかと思って、左手入力デバイスを使ってみることに。
使ってみると、思ったよりも便利!
どんな使用感なのかレビューしていきます。
orbital2 とは?
orbital2 のレビューを始める前に、orbital2 が何なのか軽く紹介しておきます。
orbital2 とは、brain magic社から発売されている左手入力デバイスのこと。
見た目はこんな感じで
操作は
- ジョイスティック
- 円形に配置されたのスイッチ
- 回転スイッチ
みたいなスイッチが搭載されています。値段は、3万5000円ほどですね。
これが高いか安いかは、使い人次第なんですけど、僕の作業でいえば、一日10分くらいは節約できるので、お得だと思います。
1日10分って、1ヶ月で、300分。年間60時間の節約になる計算ですね。
時給換算したら、3万5000円が高くないってのが分かってもらえるかと。
orbital2 のメリット
orbital2のメリットをレビューしていきます。メリットをざっとまとめると…
- どんなソフトでも使える
- 登録が簡単
- 直感的に操作できる
どんなソフトでも使える
orbital2 は、プロファイルをいくつも作成することができるので、どんなソフトでも使うことが出来ます。
ただ、僕はプロファイルを切り替えるのが面倒なので、一つのプロファイルに全てのソフトのショートカットを登録しました。
プロファイルの切り替えもショートカット1つでできるので、そこまで面倒なものじゃないんですけどね笑。
登録が簡単
orbital2 の専用ソフトがかなり使いやすい。
説明とかは読まなくても、どうやってショートカットを登録したらいいのか理解できます。
どんな操作を設定できるのか紹介していきます。設定できるのは…
- キーストローク
- プログラムマクロ
- テキストブロック
- マウス機能
- その他の機能
- キーローテーション
ざっくりいうとこんな感じです。
キーストロークとは、単純にキーボードの一つのボタンを割り当てるものですね。
プログラムマクロは、記録開始をしてからのキーボード操作を記録して再生してくれる機能ですね。この機能だけでかなり時短になりそうです。
テキストブロックは、保存しておいたテキストを入力してくれる操作ですね。プログラミングなどで使えそうな操作です。
その他の機能は、orbital2のプロファイルやモードの切り替えを行えます。いくつものソフトを行き来してorbital2を使う時でもプロファイルを瞬時に切り替えれるので、便利ですね。
キーストロークは、入力ごとに順番で入力のキーが変わるモードです。キー入力の順番決まっている場面では、勝手に入力キーが切り替わるのは良いですよね。
これらのショートカットを8つのジョイスティックと8つのスイッチに割り当てます。
じゃあ16個の機能しか割り当てられないのかというと、そうではなくてボタンを押すとリスト表示をすることもできるので、使い方次第でかなりの工夫ができるのではないかと。
直感的に操作可能
僕がorbital2 で1番使っているのは、ジョイスティックの押し込みショートカットですね。
ジョイスティックをどこかの方向に倒すとメニューが表示されます。
例えばafter effect で倒すと、こんな感じ。
メニューがでて、選びたいショートカットの方向にスティックを倒して、押し込むとショートカットを選択できます。
操作感としては、ps4のメタルギア5のジョイスティックショートカットと似た感じです。
あとは、どうぶつの森のおきにリングみたいな感じです。
orbital2 のデメリット
もちろんデメリットもあって、紹介しておきます。
- 有線
- 押し込みがうるさい
- グロウリングが光まくる
orbital2のデメリット① 有線接続
orbital2は、usb-aの端子でPCに接続します。つまり有線なんですよね。
右利きの人は左に置くので、PCが右側においてある人はコードを結構伸ばさなければいけません。
無線の接続も用意してほしかった…
orbital2のデメリット② 押し込みがうるさい
orbital2の主な使い方は、ジョイスティックを倒すと円形にショートカットが出てきて、押し込んで選択するやり方です。
直感的に操作ができて、便利なのですが、押し込みをするとガチっという音がします。
そこまで気にはなりませんが、もっとソフトな感覚でも良かったのではないかと感じますね。
orbital2のデメリット③ グロウリングが光りまくる
orbital2には、プロファイルごとに光る色を変化させるカッコいい機能があります。
こんな感じで自由に色を変更できるのですが、これが光りまくる!
僕は、夜になると部屋を暗くして、PCの画面を暗くして作業をします。
その環境だと、グロウリングの光はまぶしすぎるんですよね。
なので光を通さない、リボンを巻き付けて使っています。
あとPCがスリープモードでも光り続けるので、うっとおしいのは間違いありません。
照度もいじれるようにしてほしかったですね。
orbital2 のまとめ
最後にorbital2が買いなのかどうかをまとめてみます
まずメリットと、デメリットを比較してみます。
メリット
- どんなソフトでも使える
- 登録が簡単
- 直感的に操作できる
デメリット
- 有線
- 押し込みがうるさい
- グロウリングが光まくる
機能はかなり有能なものの、orbital2のハード面に不満が残るっていう感じですね。
orbital2の総評
結局orbital2って、時短のために使うデバイスなので、時短になっていればいいんだと思います。
で、どれくらいの時短になるかは人それぞれなので、なんとも言えませんが、僕でいえば1日2時間で10分節約できるっていう感じですね。
2時間のうちの10分は、意見が分かれそうですが、僕はかなりの時短になっていると思います。
作業自体は毎日行いますし、それが1日10分だと、1年で3650分の節約。つまり約60時間ですね。
60時間なら時給1000円で計算すると、6万円なので、3万5000円のorbital2を1年使えば余裕で元が取れると思います。
作業によっては、もっと時間を節約できる人もいると思います。どれくらい時間を節約できるかは、作業によりけりですね。