
今回、なにを不思議に思ったのかというと……
「政治家の失言」
よく大臣とかが失言で、失脚しますよね。
でも、こんなに多いんでしょうか?
政治家だって、変なこといったら退任させられるって分かってるはずですよね。
大臣が失言する度に、総理の任命責任がー…みたいな話題になりますよね。
そもそも、なんで政治家は失言するんでしょうか?
なんか理由があるんじゃないかとと思ったので、考えてみます。
こんな失言があった
政治家は、いろんな失言をしているんですけど、最近の政治家の失言を紹介したいと思います
柳澤 伯夫 自民党・厚労相
「女性は15歳から50歳までが出産をして下さる年齢。『産む機械、装置の数』が決まっちゃったと。その役目の人が、一人頭で頑張ってもらうしかない」

例えだとして、最悪の例えですよね
杉田水脈 自民党・衆院議員
「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」

仙谷由人 民主党・官房長官
「暴力装置である自衛隊は……」

なかなか、ヤバめの発言ばっかりですよねー笑
普通の素人から見ても、絶対ダメだってわかる発言ばっかりですよね。
政治の人たちは、こんな発言をしたら絶対に問題になるっていうことが分かると思います。
でも政治家の失言は無くなりません…

じゃあ、その政治家の失言がなんで起こるのか解説します!
双曲割引 (未来の価値を低く考える)
政治家が失言をするのって、だいたいパーティーですよね。
そのパーティーの挨拶で、失言することが非常に多いんですよね。
なんでパーティーの挨拶で失言をするのか、それには理由があります。

例えば、明日100円貰えるのと、1年後に110円貰えるのだったらどっちが良いですか?
金額でいえば、1年後に貰える金額の方が多いですが、みんな明日の100円って答えると思います。
この現象は、人間が現在を高く評価して、未来を低く評価するという双曲割引という現象です。
ダイエット中にお菓子を食べてしまうことも、双曲割引です。
未来の痩せるという報酬よりも、手近なお菓子を食べるという報酬の方が良いような気がしてしまうんですよね。
政治家のパーティーでの発言も双曲割引によるものなんです。未来の安定した大臣職よりも、そのパーティーに来ている人を楽しませるたいということを高く評価したということです。
意志力の疲労
みなさん意志力って知っていますか?
人間には、意志力というものがあって、物事を判断するときに意志力を消費しているんです。
それを実証した実験があります。
それが心理学者のバウマイスターが行ったクッキーテスト。
人を集めて、クッキーを目の前に置きました。
半分の人たちにはクッキーを食べさせる。もう半分の人たちには、クッキーを我慢させました。
そして、そのあとに難しいパズルゲームをさせて、どれくらいの時間で投げ出すかを測る実験です。クッキーを食べた人たちは、平均してパズルゲームを20分やることが出来ました。
それに対して、クッキーを我慢した人は、平均してパズルゲームを8分しか出来ませんでした。
つまりクッキーを我慢した人は、我慢するのに意志力を使ったために、パズルゲームをやるために必要な意志力を消耗してしまったということになります。

政治家は、意志力を使う難しい決断を迫られる場面が多くあると思います。
そんか難しい決断沢山していると、意志力が消費されて、だんだんと我慢が出来なくなるのです。
なので難しい決断をいっぱいしてから、人の前で喋ると、普段考えていることを我慢することが出来なくて喋ってしまうのです。
これが意志力の疲労によって起こる失言です!
まとめ、政治家も人間
なんで政治家が失言をするのか解説してきました。
当たり前のことなんですけど、やっぱり政治家も人間だったってことですね。
心の中では、ひどいことも考えているんでしょう。
でも普段の精神状態なら、失言を我慢できるはずなんですけど。
政治家の精神的な疲労は大きいんでしょうね。

政治家のみなさんも、この記事を見て勉強してください!笑
それでは、大葉せんせいでした。