やりたいことが見つからないという人。
やりたいことを見つけないでください!

大葉せんせいが不思議に思っていることがあります。それが…1つのことを努力している人がエラいという風潮です。
世間では、「人は極めたいものを見つけて、その1つに全力をささげる」ことをいいことだとする風潮があります。
大葉せんせいは、よ~くこの問題について考えてみました。
そうすると、現在では、1つのことを努力するのは間違っていて、やりたいことが定まらないのも良いことなので、報告していきます!
極めたいことが決められない=好奇心旺盛
人生をかけて極めたいことが分からなくて、多くの人が悩んでいると思います。
大葉せんせいは、人生をかけて極めたい1つのことが見つからないのは、良いことだと考えています。
なぜかというと、1つのことを極めると、独創的な発想がしにくいから。どういう意味か、説明していきますね。
悩んでいる人たちも、人生をかけて極めたいことを見つけられなくても、好きなものは、いくつかありますよね。
好きなものがいくつもあるって、好奇心の対象が広いということ。
つまり好きなものを全部深めれば、専門を2つ以上もてるのです。
人生をかけて1つのことを極めると、専門は1つになってしまいます。
専門が1つというのは、実はデメリットがあります。
ノーベル賞をした人たちも、専門を2つ以上持っている人が多いことが分かっています。専門を2つ以上持っている方が、新しい発想が生まれるということですね。
帰納法で新しいアイデアを見つける場合、全く異なった知識を持っている方が有利だからでしょう。
人生1点集中が偉いという考え方は、間違っている
人生をかけて極めたい1つのことを見つけるのは、むしろ間違った考え方だといえます。
ノーベル賞をとった人が2つ以上の専門を持っていることから考えても、1つしか専門がないと、視野が狭くなってしまうのです。
さらに最近では、AIの発展によって近い将来、多くの職業がなくなると言われています。
1つのことを極めても、AIの発展によって、その職業がなくなる可能性もあるわけです。
例えば、空のF1と言われていた、エアレースという競技がありました。日本人の室屋選手が、年間優勝して、日本では盛り上がっていたのですが、運営としては採算があわず、競技自体が、打ち切りになってしまいました。
競技がなくなってしまうと、エアレース選手は、ただのパイロットになってしまいます。
1つのことを極めるのは、AIの発展や競技がなくなる可能性を考えると、ものすごくリスクの高いことなのです。
「好きのポートフォリオ」という生き方
極めたいことが決められないというのは、好きなことがいくつもあって、1つに絞れないという状態です。
好きなことがいくつもあることは、新しい発想につながります。
つまり極めたいことが決まらないのは、良いことなのです。大葉せんせいは、極めたいことを決められない状態を「好きのポートフォリオ」と呼んでいます。
投資の世界では、投資を1点集中することは、悪いことだとされています。投資を分散して、リスクを減らすのが、良い投資なのです。分散投資の投資先の一覧をポートフォリオと言います。
極めたいものも、投資と同じ考えて良いのではないでしょうか?
極めたいことを1点に集中してしまうと、極めたいことで失敗したときにリスクが大きくなってしまいます。なので極めたいことを多く持っておくことで、もし1つ失敗したら、別のことを極めればいいのです。
好きなことも、投資のポートフォリオと同じですね。
しかしなぜか、現実の社会では、1つのことに集中することが良いこととされています。
ただし他人に公言するのは、デメリットが大きい
極めたいこと1つに定まらなくて、好きなことがいっぱいある状態は、良いことだと述べてきました。
しかし人に公言するのは、やめた方がいいかもしれません。
他人に「やりたいことが1つに決められなくて、アレも、コレも、何でもやってみたい」と言われたらどうでしょうか?

じゃないと「信用できないやつ」という印象になってしまいます。
なぜ人は、人生で極めたい、たった1つの道が見つからないのか?
なぜ人は、極めたいことを決められないのでしょうか?
それは、損失回避という考え方で、説明できます。損失回避とは、人間が利益を得るよりも、損をしないように行動すること。
人間は、利益を得る喜びよりも、損を嫌う傾向があるのです。
なぜ極めたいことが決められないのかも損失回避で説明できます。人が極める道を決めるとき、考えることは「もし、この道だけを努力しても成功しなかったらどうなるだろうか?」ですよね。
例えば、将棋の棋士になるために、将棋の勉強ばかりをするのは、かなりリスキーな感じがしますよね。将棋がかなりうまくても、プロ棋士になれるのは、ひとにぎりだからでしょう。
もしかしたら、将棋に注力しなかったら、パイロットになれたかもしれないし、スポーツ選手になれたかもしれない。
極めたいことを考えるとき、「もし極めたいことをやってなかったら…いろいろな可能性があったかも…」と思ってしまって、極めたいことを決められないのです。
極めたいことを1つに決めれない理由は、将来の可能性についての損失回避だといえます。
【まとめ】やってみたいことを全部やってみるのが、正しい姿勢
やりたいことが定まらないのは、いいことだよねっていう話をしてきました。
大葉せんせいも、ちょっと前まで、極めたいことも見つからない自分をどうしようもないやつだと思っていました。
しかし、やりたいことを全部やってみようと考えてから実践してみると、意外と相乗効果があるんですよね。
大葉せんせいは、ブログに注力する前は、YouTuberをやったり、アプリ制作をやったりしていました。全部中途半端かと思いきや。
アプリ制作で、プログラミングの知識を得たり、YouTuberで、サムネの作り方を覚えたり。さらには、ブログでそのことをネタにできたり。
いろいろなことに手を出すメリットもあるなーと実感しています。また、YouTuberは再開してもいいかなーと考えていたり。
つまり何が言いたいのかというと、やりたいことを1つに絞らずに、端っこから順番に全部やった方がいいよってこと。
みなさんも「好きのポートフォリオ」を作って、行動してましょう!
それでは、大葉せんせいでした。