
『トイストーリー』って、3作目で完璧な結末を迎えたので、4作目って作る意味あるんだろうかって、みんな考えますよね?
大葉せんせいも、そう考えていたんですけど、そんな考えは打ち砕かれましたね。
やっぱり『トイストーリー』って、スゴイ!
今すぐ、劇場に観に行くべき作品です!
今回は、『トイストーリー4』のどこがスゴイのかという話をしていきます。
出来るだけ、ネタバレ無しで書きますよ!
[kanren postid=”1577″ date=”none”]『トイストーリー4』は、映像がスゴイ
『トイストーリー4』は、フルCGアニメ。
とにかく進化を感じる映像美になっていました。
CGがとにかく作り込まれていて、どのシーンもずっと観ていられるくらいのクオリティがあります。
やっぱりこんなに綺麗なCGを作れるのも、ピクサーがソフト開発から行なっていることも大きな要因でしょう。
『トイストーリー4』は、質感の表現スゴイ。
劇中で出てくる、髪の毛とか、人形の毛並みとか、針金のモールとか、どんな処理してるんだってくらいの毛感でしたね。
そして動きがリアル、髪の毛1本1本を物理シミュレートしているからでしょう。
とにかく観に行っだ方が良いです!
あとは、ボーピープの陶器感
トイストーリー1の頃のボーピープは、陶器感なんて全くありませんでしたよね。
当時のCG表現の限界で、陶器は表現出来なかったんですよね。
というのも、陶器はテカテカで光を反射するので、その計算をさせられなかったのです。
それが今回の『トイストーリー4』ではどうでしょう?
見事な陶器です!CGも進化しましたね!
『トイストーリー4』は、とくに照明スゴイ。
大葉せんせいが、今回の映像で、1番スゴイと思ったのは、照明。
今回の『トイストーリー4』は、照明表現がかなりすごかった。
CGの照明って、光の反射なんかを全て計算させるので、ものすごい重い演算処理になります。
やっとここまで計算させられるコンピュータが出てきたということでしょう。
そして照明が効果的に使われているシーンが多かった…
とくに夜の遊園地の明かりなんて、夜のディズニーランドを思い出すほど、自然と寂しい気持ちになるってもんです笑。
とにかく映像は、スゴイので観て確かめてください!
https://www.youtube.com/watch?v=QJSZjVY50aQ
ここからは、お話的にスゴイところを解説していきます。
『トイストーリー4』は、テーマがスゴイ!
今回の『トイストーリー4』は何がスゴイのかというと、そのテーマ性。
おもちゃが主人公の映画なのに、そのおもちゃの存在意義について、疑問を投げかけてきます。
別におもちゃって、フォークと針金で十分なんですよね。
今回の映画は、そのテーマ性を上手く、ストーリに落とし込んでいる傑作。
なぜ傑作になれたのか、解説してきます!
おもちゃは自作の方が良い
おもちゃは、創造性という観点から考えると、自作の方が良いのです。
今回の『トイストーリー4』の新キャラで、フォーキーというのが出てきます。
フォーキーが今までのキャラと何が違うのかというと、自作のおもちゃだってこと。
今までのおもちゃは、購入したおもちゃだけでした。
しかし、おもちゃって、購入したものに限らず、自作したものだっておもちゃですし、石だって、葉っぱだっておもちゃになり得ます。
そして、今回の新キャラのフォーキーは、自作されたおもちゃでした。
実は、幼児期により、脳が発達するのは、自作のおもちゃで遊んでいる子供なのです。
というのも、自作するところから始めて、どう遊ぶかも自由なので、子供は独創的に遊びを考えなければいけません。これが子供の脳を発達させるのです。
つまり、子供の発達という点だけで考えると「自作のおもちゃ>購入おもちゃ」という式になるのです。
ウッディも今作の中で、フォーキーと出会ったとき、自然とそう考えたのでしょう。フォーキーのお世話役をやることになります。
購入おもちゃの存在意義とは?
「自作のおもちゃ>購入のおもちゃ」だとしたら、購入のおもちゃは何のためにあるのでしょうか?
それは、映画の中で、ギャビー・ギャビーが最後にやったことで表されています。
購入したおもちゃは、子供に勇気や、いろんな感情を、沸き起こさせることが出来るのです。
購入したおもちゃは、買った瞬間から完成しています。
自作おもちゃは、自作し、遊んでいるうちに子供を成長させます。
それに対して、購入おもちゃは、買った瞬間から、子供の感情を支えるような働きができる点が違っているのです。
おもちゃのヒーロー・ウッディの正義とは?
この映画の見どころは、おもちゃのヒーローであるウッディの心境の変化。
ウッディは、ボニーのおもちゃで、ボニーのおもちゃである限り、幸せに出来るのはボニーだけでした。
しかし、ボーピープに新しい考え方を教えられ、たくさんの子供を幸せにすることを選びます。
これは、正義学の世界では「最大多数の最大幸福」と呼ばれています。
1人の子供を幸せにするよりも、多くの子供を幸せにする方を選んだのです。
ウッディの正義の変化には、必ず心が動かされるでしょう。
【まとめ】完璧な3部作から、完璧な4部作へ
ということで、『トイストーリー4』は、非の付けどころのないほどの作品になっています。
まだ、映画を観ていない人は、今すぐ映画館に行ってください。
大葉せんせいは、不思議に思っていたことがあります「何で、こんなにもおもちゃのストーリーに、心が動かされるんだろう」と。
しかし『トイストーリー4』を観て気づかされました。
おもちゃは、友達であり、親であると。
もちろんおもちゃは友達ですし、よくよく思い出してみると、親ように感じていた部分もあったなーと……
そりゃ感動しちゃいますよ!
おもちゃって、スゴイ!
ピクサー・ディズニーってスゴイ!
それでは大葉せんせいでした。
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